第4局まで終えて久保王将の3勝1敗でタイトル防衛まであと1勝となって迎えた王将戦第5局は豊島八段が勝利。これで対戦成績が豊島八段の2勝3敗となりました。
豊島八段は第1局で勝利した後に、第2局から3連敗していたので、ひとつ返した形になります。第5局も1日目の段階で久保王将に龍を作られ、苦しいかと思われました。
対局後のインタビューでも、「封じ手のあたりでは難しいと感じていた」と語っていました。ただ、2日目の午後からは豊島八段ペース。
最後は寄せが鮮やかに決まりました。
この2人は4日(日)にもA級順位戦プレーオフで対局してるんですね。
そのときも豊島八段が勝っています。順位戦プレーオフでは豊島八段が先手、王将戦第5局では後手と、先手番と後手番で続けて勝利。
強い豊島八段が復活!したんですかね。となると、このあとのA級順位戦プレーオフ(中2日で佐藤九段戦)や王将戦第6局も楽しみ。
ちなみに、プレーオフも王将戦第5局も豊島八段は居飛車。ここまでの王将戦では相振りが多かったのですが、ここ2局は居飛車-振り飛車の対抗形でした。
対抗形だとサバキのアーチスト久保王将が有利なようですが、豊島八段が2局とも勝ってるんですよね。やはり、強い豊島八段が復活!かも。
となると、まさかの名人挑戦まであるんですかね。
名人挑戦には順位戦プレーオフであと4勝(4連勝)が必要。
相手は順に佐藤九段、広瀬八段、羽生竜王、稲葉八段です。
A級順位戦のプレーオフなのであたり前ですが強敵ぞろいですよね。
ただ、強い豊島八段なら突破可能かも。
まずは、土曜日の佐藤九段戦に注目です。