偏屈オヤジでごめんなさい

好きな新聞はデイリースポーツ。好きな騎手は江田照。好きな季節は春夏秋冬で言うと五月。偏屈オヤジでごめんなさい。自覚はあるんですが、いまさら偏屈はなおせません。

ボナンザとポナンザの違いを調べてみた

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ボナンザとポナンザって書かれても、ディスプレイだと違いが分からないですよね。
僕の「ぼ」の「ボナンザ」、ポッキーの「ぽ」の「ポナンザ」です。

どちらも最強将棋ソフト。
ちょっと前まで、2つあるのを知らなくて、1つものを聞き間違い・読み間違いをしてるんだと思ってました。

ただ、2つあるとなると違いが気になります。
で、調べてみました。

表記が見にくいので、僕の「ぼ」の「ボナンザ」は「ボナンザ(B)」、ポッキーの「ぽ」の「ポナンザ」は「ポナンザ(P)」とします。

将棋ソフトに革命を起こしたボナンザ(B)
先に誕生したのがボナンザ(B)。のちにBonanzaメソッドと呼ばれる機械学習を取り入れたことで、将棋ソフトに革命的な進化をもたらしたのがボナンザ(B)です。

それまでの将棋ソフトは、将棋が強い人が中心となった開発されていたのですが、ボナンザ(B)は棋力が初心者レベルの人が開発したことでも話題となりました。

ソフトとして完成したのは2005年。
翌2006年のコンピューター将棋選手権で優勝。

コンピューター将棋選手権では、ほかのソフトは高性能のマシンで動かしていたのに対し、ボナンザ(B)はノートパソコンで動かしていました。それだけ、ソフトの中身が優秀だったということです。

2007年には渡辺竜王と対局。
敗れましたが、大善戦といっていい内容の勝負でした。

2009年には最新版ソフトのソースコードを公開
これをもとに他者が開発することを許可しました。

ボナンザ(B)の影響を受けて登場した最強ポナンザ(P)
ポナンザ(P)がコンピュータ将棋選手権に初参加したのは2009年。
最初の年は弱すぎて1回戦敗退でした。

徐々に力をつけ、2012年コンピュータ将棋選手権で優勝。
2013年の第2回電王戦では、将棋ソフトとして初めて現役の棋士に勝ちました。

翌2014年の第3回電王戦でも屋敷九段に勝利。
最強ソフトとして評価が高まりました。

2017年の第2期電王戦では佐藤天彦叡王と対局。
第1局、第2局ともポナンザ(P)が勝利しました。

2017年11月に開発終了が発表されています。

 

ちなみに、自宅のパソコンに無料でインストールできそうなのは「ボナンザ(B)」。
まだ試したことはないのですが、近いうちにインストールしてみようと思います。