羽生善治竜王と藤井聡太四段の公式戦初対局が決まっていますね。
2月17日の朝日杯将棋オープン戦準決勝です。
公式戦としては初対局の2人ですが、非公式戦でいままで2局戦っています。
どちらも約1年前ですが、その結果と対局内容を振り返ってみました。
初対局は藤井四段の勝利
羽生三冠と藤井四段の初対局は2017年2月18日。
AbemaTVの企画「藤井聡太炎の七番勝負」の第7局でした。
この企画は名前のとおり藤井聡太四段に焦点を当てたもの。
中学生棋士となった藤井四段が若手からA級棋士まで実力者7人に挑戦するというものです。デビュー後の公式戦連勝を続けていた頃(最初のほう)に行われたものです。
この企画で藤井四段が最後に挑戦するのが羽生三冠(当時)となっていました。
ちなみに、第6局までを終えた段階で、藤井四段は5勝1敗。
全敗してもおかしくないという予想もあっただけに大健闘といっていい成績です。
羽生三冠との対局は持ち時間各2時間、切れたら1手1分で行われました。
振り駒で先手は藤井四段に決定。
戦型は角換わりに進み、序盤早々の27手目に藤井四段が仕掛けます。
第1図:炎の七番勝負27手目▲4五桂
「▲4五桂ポン」といわれる指し手です。
ポンと単独で桂馬を飛び出していくので、こう呼ばれているんですね。
その後、駒損(角桂と金の交換)ながらも、攻め続けるのが藤井四段。
最終的に111手で藤井四段の勝ちとなりました。
当時、ニュースになりましたよね。
「スゴイ人が出てきたな」と羽生三冠が感想を述べていたのを思い出します。
2局目は藤井システムで羽生三冠が勝利
非公式戦2局目は約1か月後の2017年3月26日。
第零期獅子王戦の決勝戦でした。
これは映画「3月のライオン」公開にあわせて行われた企画もの。
4人だけのトーナメントでともに1回戦で勝利し、決勝で対局することとなりました。
持ち時間は各10分、切れたら1手30秒と超早指し戦。
今度は羽生三冠の先手となりました。
戦型は羽生三冠が飛車を振る展開に。
藤井四段は居飛車穴熊模様。
羽生三冠は藤井システムで対抗します。
藤井四段相手に藤井システムってエンターテイナーですね~羽生三冠は。
第2図:第零期獅子王戦決勝戦▲2五桂
羽生三冠が攻める展開となります。
藤井四段も反撃したものの129手で羽生三冠の勝利。
対戦成績が1勝1敗となりました。
こうしてみると2局とも先手が勝利してるんですね。
公式戦初対局では「どちらが先手となるか」と「後手の戦型」に注目です。
タイトル戦以外でコレだけ楽しみな対局は滅多にないですね。
2月18日が待ち遠しい。