藤井六段の実戦棋譜から次の一手をあてる問題を作ってみました。
出題対象となるのは朝日杯将棋オープン戦準決勝。
羽生竜王との公式戦初対局として注目された一局です。次の一手だけでなく、オマケとしてこの日に藤井五段が注文した「昼食メニューあて」も作ってます。藤井聡太気分になって挑戦してみてください。
第1問:次の一手(藤井五段63手目)
羽生竜王の△7五歩に対する次の一手は?
- (A)▲7五同歩
- (B)▲6六歩
- (C)▲6六銀
ここまでの進行は雁木に構えた後手の羽生竜王に対し、角交換後に1筋から攻めたのが藤井五段。現局面は△2三歩に対して▲2九飛と引き、羽生竜王が反撃したところ。
正解はこの後に出ます。
(シンキングタイム)
(30秒)
(40秒)
(50秒)
(1,2,3,4,5,6,7,8,9)
【第1問の正解】
(C)▲6六銀
この銀を攻めに活用しようとしたのが藤井構想です。
実際に数手後にこの銀を▲5五銀左と相手の銀にぶつけています。
第2問:次の一手(藤井五段79手目)
羽生竜王の△5五銀に対する次の一手は?
- (A)▲5五同銀
- (B)▲4五銀
- (C)▲4三歩
この局面は6六の銀を▲5五銀左とぶつけた藤井五段に対して、△8八歩▲同金を入れてから、△5五銀と銀を取ったところです。羽生竜王は次の藤井五段の手に対する応手あたりから変調だったと感想戦で述べています。
(シンキングタイム)
(30秒)
(40秒)
(50秒)
(1,2,3,4,5,6,7,8,9)
【第2問の正解】
(C)▲4三歩
▲4三歩に対する羽生竜王の応手は△4三同金左。
右(5二)ではなくて左(3二)の金で取りました。
▲2三飛成が見えてますが、ほかの応手よりもマシという判断なのでしょう。
△4三同金左に対して、藤井五段は▲5五銀と銀を取り返します。
▲2三飛成はあとのお楽しみ。そこで、羽生竜王は△9九銀と反撃しましたが、ここは△9九角のほうが良かったとのこと(感想戦談)。
藤井五段がリードして迎えた終盤で第3問。
第3問:次の一手(藤井五段111手目)
羽生竜王の△4三角に対する次の一手は?
- (A)▲7四歩
- (B)▲7四銀
- (C)▲7二銀
この局面は藤井五段の▲2二歩成に対し、羽生竜王が3二の角を△4三角としたところ。次の一手が冷静で良い手だったと羽生竜王がインタビューで答えてました。
(シンキングタイム)
(30秒)
(40秒)
(50秒)
(1,2,3,4,5,6,7,8,9)
【第3問の正解】
(A)▲7四歩
以下は△4六銀▲7三歩成△7九角▲5五銀打△同銀▲同銀△同玉▲4七桂まで。
119手で藤井五段の勝利となりました。
オマケ:この後の藤井五段の昼食メニューは?
朝日杯は1日2局あり、羽生竜王との対局は午前中でした。
このあと昼食休憩となり、決勝戦です。
では、この日の昼食に藤井五段が注文したのは何でしょうか?
(全棋士がローソン提供のお弁当メニューから注文しています)
- (A)日本の恵み 味わい御膳+プレミアムロールケーキ
- (B)1/2日分の野菜が摂れるちゃんぽん+プレミアムロールケーキ
- (C)これが からあげ弁当+鶏ささみとオクラのこんにゃく麺サラダ
ちなみに、藤井五段が注文した以外の2つは羽生竜王と広瀬八段(決勝戦の相手)が注文したメニューです。
(シンキングタイム)
(30秒)
(40秒)
(50秒)
(1,2,3,4,5,6,7,8,9)
【オマケの正解】
(C)これが からあげ弁当+鶏ささみとオクラのこんにゃく麺サラダ
藤井五段が注文したのは、ガッツリ系の「これが からあげ弁当」でした。
「鶏ささみとオクラのこんにゃく麺サラダ」もつけてバランスも考えてるんですね。
以上、藤井聡太検定でした。