将棋の獲得賞金・対局料ベスト10(2017年)が発表されました。
1位は渡辺明棋王で7,534万円。2位が佐藤天彦名人で7,255万円でした。
羽生善治竜王は3位。
ちょっと意外ですね。
気になったので、昨年だけでなく過去10年分のベスト3を調べてみました。
ベスト3のうち2人はずっと羽生と渡辺
過去10年(2008年~2017年)の将棋棋士獲得賞金ベスト3は次の通りでした。
1位 | 2位 | 3位 | |
2017年 | 渡辺明 棋王 | 佐藤天彦 名人 | 羽生善治 竜王 |
2016年 | 羽生善治 三冠 | 渡辺明 竜王 | 佐藤天彦 名人 |
2015年 | 羽生善治 名人 | 糸谷哲郎 八段 | 渡辺明 竜王 |
2014年 | 羽生 善治 名人 | 森内 俊之 九段 | 渡辺明 二冠 |
2013年 | 渡辺明 二冠 | 羽生善治 三冠 | 森内俊之 竜王・名人 |
2012年 | 羽生善治 三冠 | 渡辺明 竜王 | 森内俊之 名人 |
2011年 | 羽生善治 二冠 | 渡辺明 竜王 | 久保利明 二冠 |
2010年 | 羽生善治 名人 | 渡辺明 竜王 | 久保利明 二冠 |
2009年 | 羽生善治 名人 | 渡辺明 竜王 | 深浦康市 王位 |
2008年 | 羽生善治 名人 | 渡辺明 竜王 | 佐藤康光 棋王 |
こうしてみると羽生・渡辺時代なのがわかりますね。過去10年ともベスト3のうちの2人は羽生善治、渡辺明で、あと一人誰かが加わるというパターンが繰り返されています。
その「あと一人」枠に入ったのは次の6人。
佐藤天彦 名人(2017,2016年)
糸谷哲郎 八段(2015年)
森内俊之 九段(2014,2013,2012年)
久保利明 二冠(2011,2010年)
深浦康市 王位(2009年)
佐藤康光 棋王(2008年)
森内九段が竜王と名人の二大タイトルを保持していたときは3強時代と呼べるかもしれません。
ただし、「あと一人」枠から賞金王は誕生しておらず、過去10年で羽生善治竜王が8回、渡辺明棋王が2回となっています。何年後かには、ここに「藤井聡太」の名前が入ってくるんですかね。
過去10年で9.7億円稼いだ羽生竜王
ちなみに、過去10年(2008年~2017年)での羽生竜王の獲得賞金・対局料の合計は9億7526万円。スゴイですね。あくまで直近の10年で、ですからね。
この前にも稼いでますし、これからも稼ぐでしょうし。
下世話な話ですが生涯獲得金額がどのぐらいになるのかも気になっちゃいます。